ベンちゃんからのメッセージ

先ずは

皆様、いつもお世話になっております。今回の新型コロナウイルスで皆苦労していると思います。「お金がないのに忙しい」という自営業の方も「家から出れなくてつらいです」という方も「学校がないから仕事も子供の世話も大変だ」という保護者の声もいっぱい聞いています。そういう話を聴きながら「うん、うん、そうですね〜」としか返事ができない私は悔しかったです。皆を助けたくても、実際医者でも看護師でもない私にはなにができるだろうか、という憂鬱をずっと感じてきました。同じ気持ちの方もいるでしょうか？一人ではないですよ。

新型コロナウイルスに関して

ベンちゃん英会話では、３月に企画してたパース旅行と１１月に企画してたロス旅行はどちらもキャンセルし、夏休みと冬休みの留学企画もキャンセルしました。４月頭から５月末まで完全オンラインでできるだけ対応しようとしていました。イベントももちろん全てキャンセルしました。先生たちだけが教室にきてて、寂しかったです。皆と会いたくても、なかなか会えなくて先生たちは皆嫌でした。特に、４月に加わった先生たち３人にとっては、運の悪い仕事の出だしで残念だと思いました。

正直、辛かったです。ベンちゃん英会話は続けれるか、コロナがずっと長引いたら倒産してしまうのではないか、コロナが終息しても生徒は戻ってくれるかとずっと心配していました。先生たちもオンラインと言っても、半分くらいの仕事が減って心配に思っていた。

でも、Zoomで生徒さんたちの明るい話と勉強熱心な気持ちを感じて、どうにか嫌な時期を我慢できた。皆様、ありがとうございました。

BLMに関して

その当時にアメリカからのニュースでBLMの話は皆聞いていると思います。コロナウイルスの嫌な話が爆発したと単純に思っている人もいるかもしれませんが、昔からアメリカの悪いところが浮いてきて、世界の皆に初めて注目されている。この人種差別問題に関してはベンちゃん英会話でコメントしている場合じゃないかもしれませんが、大切だと思い、個人的な意見を述べたい。

私、アメリカ出身の白人男性は世の中一番楽な立場にいます。私の従兄弟たちは黒人でいながら、住んでる場所は少し離れたため年に一度しか会っていなかった。でも、子供の時でも、ほぼ同じ年齢の男の子の従兄弟が私は経験したことがない大変さを感じていた。高校生になれば「何もしていないのに警察に止められた」とかよく聞いていました。私は警察と触れ合ったことなく、その恐怖心は分からずにただ「ひどいね〜」と適当に感じていました。正直、白人として彼の気持ちが理解できなかった。今でも、差別を受けている人たちの気持ちが分からない。でも、心を開いて皆さんの話を偏見なしで素直に聞くのが大事だと思います。日本のテレビで「外」の問題として日本人が日本人のために説明してる「あそこの問題」という感覚の番組が多いです。勿体無い。せっかく、こういうきっかけがあるからこそ、日本国内で差別を受けている人達の話を素直に聞くことにしましょう。この日本でも十分そういう経験をしてきている方はいると思いますので、「アメリカ大変ですね、差別あるしね、日本に住んでてよかった〜！」ではなくて、「私たちも差別の事実を知り、無いようにがんばりましょう」です。

実は、この私でも最近道端で「外国いけ！コロナ！逮捕する！」と知らないおじさんに声かけられた。「知らん」と思いながら流そうとしたけど、やはり１日中モヤモヤしていました。

今後について

世の中が変わりました。コロナが小さい山で「乗り越えた」から大丈夫だというものでは無い。コロナは、世の中の仕事、教育、生活が大幅に影響する強大な出来事です。よくCMなどで「のりこえましょう」とか言っているが、これは違います。コロナにより学んで、「乗り越えて普通に戻る」ではなくて「工夫し新たな道を歩む」という時代が来ました。

ベンちゃん英会話では、どういう形になるかまだはっきりと見えていないですが、大きく変わるのは教室とオンラインの混合です。皆は最初慣れにくいかと思いますが、この「混合」は大切だと思います。咳が出るので気を使って休んでた以前の考えから「オンラインで参加します！」で安全を確保しながら勉強を継続できる方法になります。コロナのワクチンがいずれか出るとしても、永遠に邪魔しているインフルエンザの最高な対策にもなります。先生たちも気使わずに体調の心配があれば、テレワークでもできます。

これはスタートです。まだまだ工夫が必要ですが、今後はベンちゃん英会話が大きく変わっていくと思います。そうじゃ無いと、この世が消えてしまうだろう。