フィリピン留学レポート

まずは、知っておいてほしいこと

フィリピン留学は他の国の留学と極端に違うので、フィリピン留学をするのか、他の国へ留学するか、又は両方行くかを決めることがとても大事です。

フィリピンのセブ留学の悪いところ:

以下の点が気なるような方は、避けた方がいいかもしれません。

  • 外で遊ぶところがあまりない。現地の人が遊ぶ場所はいっぱいあるけど、安全面から考えれば避ける人が多いです。1日のほとんどは学校又は寮内で過ごすので、海外を色々楽しみたい方は少し物足りないと感じるかもしれません。セブ島はビーチが綺麗なイメージがありますが、綺麗なビーチはセブ島からかなり遠いため、日帰りで行くのは難しいです。
  • 全体的にあまり綺麗ではない。街もそうですけど、学校内も寮内も日本と比べるとあまり綺麗ではありません。シャワーとトイレはだいたい一緒です。シャワーカーテンもないのでトイレはだいたいビッショリ濡れてしまいます。設備は新しいけど、日本のような綺麗さを求める方にはスパルタな感じがします。2人以上の相部屋になると、その点はさらに感じるかもしれないです。

  • 食べ物が不味くはないけど、合わない人が多い。あっちこっちの学校でもレストランでも食べました。まずいものもあれば、美味しいものもある。ベンちゃんは、1週間という短期間でもお腹を壊して、帰国してからも1週間くらい具合が悪かったです。また、野菜はあまり食べられないので、少し物足りない感じがしますね。
  • 正直、少し危険を感じることがある。私は一人で貧しいエリアも歩いてみました。現実的にフィリピンを分かるためとの思いで探索してみましたが、やはり危険性は感じました。道を渡るだけで危険だったり、若干怖いところも多くあるのが現状です。現地でできた友達と、綺麗でお洒落な場所で食事をしました。私は「ここはすごく安全な感じで日本みたいだね〜」と話したら、「そうだね。でも、先月同僚はそこらへんでバス待ちしながら泥棒と喧嘩になって撃たれて亡くなった。うちの会社はバスの使用が禁止になってるね〜」という話を聞きました。

  • 勉強がキツイ。学校にもよりますが、フィリピン留学は元々韓国経営の学校が多いので韓国風のスパルタ勉強が基本。最近日本人が多くなったので、日本人向けの少し緩いプランもありました。緩くても一日6時間の授業+2時間の強制自主勉強くらいありますね。とても勉強に集中できる環境ですが、正直疲れますよね。

  • ネーティブじゃない。あまり聞かない話だけど、フィリピンは英語圏ではないため、フィリピンの先生たちはネーティブではないです。小学校から学校で英語の勉強し始めるのが基本。私の考えとしてはネーティブでもネーティブでなくても、良い先生であれば十分です!しかし、人によっては「ネーティブがいい」というこだわりを持つ方もいると思います。「ネーティブ」より「先生の質を重視」であればフィリピンの先生も素晴らしいと思います。ただネーティブだと勘違いしないでください。

フィリピンのセブ留学の素晴らしいところ:

  • 勉強の量は半端ない。こんなに勉強ができる場所は中々ないと思います。勉強時間だけではなく、マンツーマンがメインなので、とにかくアウトプットの時間が長いです。マンツーマンが少ない学校でも、プライベートレッスンは1日4コマあります。多ければ、プライベートレッスン8コマできる学校もあります。1週間で40時間ほどの勉強ができます。
  • 完全に自分に合わせたレッスン。学校によってグループレッスンを開講している学校もありますが、フィリピンの基本はプライベートレッスンです。自分のレベルや希望によってレッスンの内容を組むので、完全に自分に合ったレッスンが受けられます。先生との相性が良くなければ、気軽に先生を変えてもらえる学校が多いので、マイペース(いい意味でも悪い意味でも)に勉強ができます。
  • 先生たちは明るくて優しい方が多い。フィリピンの国民性かもしれませんが、フィリピンの先生たちはすごく明るくて優しい方々でした。話しやすいし、とっても良い雰囲気でした。若い女性が多いので、女性の方でもマンツーマンレッスンが安心して受けられます。
  • 日本との時差が少ない。時差は1時間だけなので、時差ボケがないです。アメリカやイギリスへ短期留学すると、行きも帰りも時差ボケとの戦いになりますが、フィリピンはそういう問題が起きません。日曜日に移動して、月曜日からフレッシュな気分で早速勉強が始められます。あまり留学期間が取れない方にもいいと思います。
  • 日本からあまり遠くない。近いとも言えないけど、遠くもないです。空港から空港までは6時間くらい(韓国経由)で、マクタン島の空港から学校まではタクシーで20分くらいでした(学校によって10分〜1時間くらい)。移動であまり疲れないのは良い点です。
  • 安い。昔は激安いと言えたかもしれないけど、少しずつ高くなってきて今はただ「安い」です。費用関係なく、清潔でお洒落な場所に行きたい人はフィリピンは避けたほうがいいです。しかし、コストと時間重視で「資格を取りたい!点数を取りたい!」と考えてる方にはお勧めします。もちろん、他国の留学より安いことに加え、この費用でプライベートレッスンをたくさん受けられるからコスパも時間パも素晴らしいと思います。
  • 他の留学に行く前にちょうどいい。最近よくある留学方法です。1年間くらいの長期留学、ワーホリに行きたいけれど、英語力が足りていない、と考えている方向けです。長期滞在先での勉強や仕事に就くことをを考えると、少しでも英語のスキルを身につけてから行きたいですよね?そんな方達にオススメは、最初の1〜2ヶ月をフィリピンで真面目にいっぱい勉強して、英語のスキルと自信を身につけてから次の目的地へ行く方法です。A0やA1のレベルの方にぴったりかと思います。
  • 資格や点数を取るならすごくいい。就職前にTOEIC800点取りたい!大学受験のために英検2級取りたい!海外大学受験のためIELTs7.0取りたい!という方にフィリピンがすごく合います。マンツーマンだから、自分の弱点に合わせて勉強もできるし、単語の勉強、模擬試験などもいっぱいできます。学校によって、いつでも入れるコースもあれば、12週間の点数保証コースもあります。なので、必ず取らなきゃいけない!という時はフィリピンですね。

ベンちゃんのフィリピン体験について

わお!面白かったね。

まずは、飛行機のこと少し書きますね。セブ島行きの飛行機は結構たくさん出ています。韓国経由が多くて、福岡発の韓国経由が時間が短くて安いと思います。仁川経由の飛行機もあれば、釜山経由の飛行機もあります。韓国の経由地はどちらでも良いと思います。一つ避けたほうがいいのは、マニラ経由の便です。マニラ空港の乗り換えは一度空港の外に出ないといけないので、面倒で空港もあまり綺麗ではないです。セブ島のマクタン空港は新しい国際線ターミナルなので綺麗で利用しやすいです。行く時には直接セブ島がおすすめです!

じゃ、私の体験談ですね。

1日目:セブまでの移動

昼過ぎに熊本を出発しました。今回のバスでの移動はとにかく大変でした。途中で高速は通行止めになったので急遽バスから降りて、タクシーに乗って、新幹線に乗り替えて、またタクシー乗って、、、って感じでした。余裕を持って移動しましょうね!

釜山空港はあまり大きくないし、しっかりしてなさそうでした。行きの時は乗り換えの人たちみんなで、セキュリティーを通りましたが、その後ターミナルまで上がらせてくれませんでした。出発まで後15分だけど何しよっと?って聞いても大丈夫大丈夫ってしか言われない。不安でいっぱいになりながら、空港のスタッフさんたちはずっと韓国語で話しているし、一人がずっと走り回ってる。出発の五分前にターミナルに上がらせてもらえて、そこにいたグランドスタッフさんたちから急げー!走ろ!って言われながらゲートまでダッシュしました。チケットも準備されていないし、ゲートに着いても誰もいないから、パスポートを携帯で写真撮って、どうぞどうぞって飛行機に乗る。でも、、、チケットないし席は?って話になりました。どうするのかなーと思いながら飛行機に乗り込むと、急にチケット!どうぞ!ってチケット渡される。

面白いよね?

朝の2時ごろにマクタン空港に到着して、お店は全部閉まってました。しまった!SIMとか買えないと思って心配でしたが、空港を出たら韓国人の女の子を口説きながらSIMを販売してた男の子が二人いました。たった1000円くらいで7日間のSIM買えて、交換もしてくれました。タクシーはどうすればいいって男の子達に聞けば、怪しい偽物のタクシーに案内してくれました。ボッタクられそうだけど眠いしまあいいやと思いながら、普段の二倍くらいの金額払ってホテルまで15分くらいで行けました。それでもフィリピンのタクシーはとっても安く利用できます。

素敵。

2日目:学校見学スタート

あまり寝てないけど、早速スタート!しかも、早速失敗!Googleカレンダーに予定を入れてたら、1時間時差のフィリピン時間に自動で変わってました。朝からえらいバタバタしちゃったけど、結局全部1時間早かった。でも、向こうからは何も言われなかったので、予定は全て早く行ってました。あーあ。

この日は3校訪問しました。一番印象的なのは、セブ島の汚さ。学校のことではなくて、セブの街の印象が激しかった。フィリピン何となく汚いイメージはありましたが、セブ島はリゾート地だから綺麗だろうと想像していました。大ハズレだった。

3〜4日目:学校休み

土日は学校の案内が無かったので、ホテルに引きこもってデスクワークをしていました。すごい退屈だったから外へ散歩に出ましたが、セブ島はあまり散歩する場所ではないからすぐやめた(空気は汚い、歩道がない、など)。しかも、台風が来たので結構暇でした。この時も、セブすることないな〜と思いながら時間過ごしていました。

5日目:ダイビング

たまたま同じタイミングでベンちゃん英会話のマスコット『とっちー』もセブの語学学校に短期留学していました。なので、31日の朝から合流して、ダイビングに行きました。ダイビング用品(水着やビーサンなど)全部熊本に忘れたので、ジーパンとコンバースで船に乗ってしまいました。変人と思われてただろうが、楽しくダイビングできました。台風の影響で濁ってたけど、やや綺麗でした。

ありがとうとっちー!

6日目:元旦

元旦もまあまあ暇でした。遅くまで寝て、1日中デスクワークをして、夕方からとっちーと合流して居酒屋でご飯食べました。不思議なことに日本語ができて、日本の味が楽しめる居酒屋が普通にあります。変なのと思いながら、美味しかったです。

しかも、元旦だったので餅つきしました。どの国に行ってるかよって感じでんな。

7日目:学校訪問

やっと、学校訪問再スタート。

1日目の訪問では、セブ島の学校は微妙かな〜と思ってたけど、この日良い学校と出会えました。

でも、この日も一番「ここ、やばい!」という学校も出会いました。やはり、見てみないとよくわからないもんだな〜と思いました。

朝から超やばい学校に訪問しました。名前はここであげないけど、ちょっとどんな学校か説明します。

YABA校の特徴:

  • ショッピングモールの横だから生活便利!
  • ホテルが隣にあるので、いい部屋求める人に快適!
  • 日本人スタッフもいっぱいいます!
  • 教室は全てハーフパーティション。超うるさい。
  • カリキュラムマネジャーと自分で言ってた人は教育のこと一切話さない。
  • 教育理念は?と聞いたら、ちゃんとした答えができない。
  • グーグルの評価は超低い。
  • 中学校や高校のグループをいっぱい受けるために個人の生徒を放置してるイメージ。

サイトから行けばやや良さそうな学校でしたけど、別物でした!

だけど!そのあと、とっちーの通ってた学校を含めて、いい学校に3校訪問しました。下でちょっと紹介します。

8日目:学校訪問&帰り

最後の日!やった!でもゆっくりせず、学校いっぱい回ってから直接空港という予定。いつもと同じく、学校訪問、スタッフとお話しして、クラス見学したり。

一つだけ、空港に行けばターミナルに入るのにeTicketが必要で、入れなくて外の窓口に行って印刷してもらってから入りましたので、この準備大事ですねと思いました。不思議な国。終わり。

面白い学校を3つピックアップしました

ではでは、今回訪問した学校のトップ3をピックアップしました。

Howdy English Academy

Howdyはとてもいい学校と感じました。ショッピングセンターの近くで独立した建物の中にあって、環境はセブの中でベストでした。初印象からそう思ってたら、見れば見るほど環境へのこだわりが伝わってきます。その上、スタッフは親切で先生たちも良い方でした。

Howdyの良いところ:

  • 日本人のシェフによる美味しいご飯の提供。セブはあまり野菜もないし、食べ物がまずいっていうわけではないけど、好きじゃない方もいますね。韓国経営の学校だと韓国料理が多い。でも、Howdyで日本人のシェフがいるので定食スタイルのメニューです(赤味噌なれないけど、私)。私も食べさせていただいてすごく美味しかったです。
  • 部屋がすごく綺麗でした。ホテルに近い感じの部屋があって過ごしやすそうでした。しかも!トイレにウォシュレットが付いてた!セブはここしかウォシュレットないと思います!感動しました。
  • 親子留学の環境が整っている。他の学校かなり適当な感じでやってますが、Howdyでは子供が過ごしやすい雰囲気でバッチリでした。
  • 休みが少ないため年末年始でも来やすい。
  • 勉強をする環境に力を入れている。個室ではなくて、大きい部屋の中でのパーティションタイプだけど、部屋の中に二人のモニター先生がずっと監督していました。先生たちがちゃんと授業をしているか、少し静かにしてくださいとか携帯ホワイトボードに書きながらチェックしてました。

Howdyの注意するところ:

  • 完全に日本人向けなので、日本人しかいない。多国籍な友達を作りたい方には物足りないかもしれないです。
  • 基本的には夕飯はプランに入っていないので追加料金か外で外食かという選択肢になります。

なので、少し独特な雰囲気ですけど、環境と施設の清潔感を心配される方にはちょうどいいかなと思います。

English Fella

「英語友」っていう意味の名前で、リゾートっぽい楽しそうな雰囲気の学校でした。街から離れてるため静かで良い環境でありながら、歴史が長いのでスタッフもシステムもしっかりしています。

English Fellaの良いところ:

  • 13年以上の長い歴史。
  • 治安の良い立地。
  • 到着から帰国までしっかりサポートしている。
  • 敷地内はちょっとしたリゾート感覚で過ごしやすいです。
  • 2キャンパスあるため、どちらか選べます。
  • スタッフは親切で楽しそうな方が多いです。
  • 多国籍な学生が多いです。

English Fellaの注意するところ:

  • 街から離れてるためモールとかへお出かけするには少し遠い。
  • 韓国経営のために料理が合わない方もいる。

勉強は大変だろうが、ここなら楽しみながら時間過ごせますね!

CPILS

CPILSは多分一番セブ島の歴史長い学校ですかね。ホテルを自社持ちで、ホテル全体を学校にしています。かなり大きくてしっかりしてる学校です。

CPILSの良いところ:

  • 2001年からの長い歴史。
  • 日本と韓国の共同経営。
  • 24時間可愛い看護師さんがいます(スタッフさんが可愛いっていうのが大事ですと言ってました)。
  • 校長先生と長くお話しして、情熱が伝わりました。

CPILSの注意するところ:

  • 施設はそんなに新しくありません。
  • 大きい学校なので、生徒も先生も多いので、あまりアットホームな雰囲気ではない。

どちらかというと、CPILSは結構ノーマル系の学校かなと思いますので、様々な方通いやすいと思います。

フィリピンのための便利のヒント

  • マニラは避けること:マニラ空港はよくないので、避けましょう!直接マクタン空港まで行きましょう!

  • Grabアプリ:超便利なアプリです!タクシー呼べるし、食べ物の配達も頼めます。初心者にいいと思います!
  • 現金細かい方がいい:1000ペソや500ペソの札あるけど、あまり高いものはないので、出来るだけ小さいお札を持ちましょう!

実際に現地に行くことで分かることがたくさんありました。フィリピン留学が気になる方は、ぜひ声をかけてくださいね!